炭素

先日、FUJI SST1.0用のシートのヤグラ部分を交換しました。
2012年のSSTに使用されるヤグラです。

今までアルミだったのが、カーボンに変更されています。

OVALのシートトップに変更されたSST1.0
単品の場合、参考上代18,000円とのこと。

Fの字がちょっと隠れてしまった(´・ω・)

・フレームとの相性アップ、シートがガタつかない
・サドルの選択が楽になった(レールの関係)
・軽量化
・乗り心地アップ←ここ重要

カーボン=軽い
そのイメージで、カーボンは軽さだけだと思っていませんか?
部位によってはアルミの方が軽いものも多いです。
超軽量バイクを作りたい場合でなければ、僕はカーボン製の部品をオススメします。

1.対比重
「アルミの方が軽いやんけ~」というのは間違いないです。
でも、アルミとカーボンで同じ重量のものを作ったときに、その性能差は歴然です。

フレーム重量1000gのものを作ったらどうなるか。
カーボンフレームは「軽量フレームのボーダーライン」的な重量ですね。
現段階で1000gの重量であればしっかりとしたモノができます。

アルミフレームの場合、1000gまで軽量化してしまったらどうなるか。
チューブは薄くなって、恐ろしく強度が落ち、剛性も落ちてしまいます。
素材の特性として、柔らかくなってしなっても振動はほとんど吸収してくれなかったりします。

なので、アルミはそこそこ重量を確保し、カーボン以上の剛性を出すのが理想的だと思います。


2.特性
上で述べたように、同じ重量のパーツを作ったとします。
アルミの場合、軽くなってしなるようになったとしても、素材の特性として振動は吸収しません。
カーボンは質量が確保できるので、剛性は高いものが作れます。
そして、振動吸収性の高さも見逃せません。


めんどくさくなってきたのでまとめます

カーボンは軽い、硬い、乗り心地が良い!(値段はちょっと高い)

カーボンを選ぶ上での注意ポイント
*アルミカーボンはあまり良くない。
*20万以下のカーボンフレームは柔らかい素材が多く、レースには不向き。
*安いカーボン製品はとりあえず疑うべし。
*高価なカーボンほど軽くて硬い。
*自分に合った硬さのグレードを見つけるべし。

そんなところです。

もっといろいろと話したいのですが、お店でゆっくり話せたらいいなと思います。

練習後の景色、実際に見るともっと綺麗なんだけどな~

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